わずか5登板で球宴選出、渦巻く批判の声…MLBトップは“反論”「ワクワク感を大切に」

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:小谷真弥】
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:小谷真弥】

マンフレッド・コミッショナー「ファンの間で非常に大きな関心が集まっていた」

 メジャーリーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーは15日(日本時間16日)、アトランタで開催された全米野球記者協会(BBWAA)の食事会に出席した。オールスター戦では先発投手らが出場ロースターから外れ、代替選出が相次いだ。「代替選出の数が多くなってしまったのは少し難しい問題だ。もっと少なく済めば良かったと思っている。色々と事情はある。しかし、選手を選ぶ際は、その中で最もバランスの取れた判断を下そうと考えている」と話した。

 ブルワーズの新人ジェイコブ・ミジオロウスキー投手は、わずか5試合登板で選出された。昨年、パイレーツのポールスキーンズ投手が記録した11試合で球宴選出をあっさり塗り替えた。ミジオロウスキーは登板数が少ないながらも4勝1敗、防御率2.81と上々の成績を残しているが、一方で、8勝2敗、防御率2.50のフィリーズのクリストファー・サンチェス投手のように好成績を残した選手が選出されず。一部の選手から批判の声が上がっている。

 マンフレッド・コミッショナーは「今回のある選手に対してファンの間で非常に大きな関心が集まっていた。そのワクワク感を大切にしたかった。彼を見たいという声が非常に多くあったし、しかも彼自身が今とてもコンディションがいい。非常に優れた投手だ。ですから、私自身もその流れに従うべきだ」と話した。

(Full-Count編集部)

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