鷹・前田純が6回1失点、井上がサヨナラ打 楽天は荘司や鈴木翔ら好投…16日のファーム結果

楽天・荘司康誠【写真:パ・リーグTV】
楽天・荘司康誠【写真:パ・リーグTV】

井上朋也のタイムリーでサヨナラ、鷹がカード勝ち越し

 ソフトバンクはオリックス戦(タマスタ筑後)に2-1で勝利した。先発は前田純投手。初回は得点圏に走者を背負いながらもクリーンナップを2者連続三振に抑え、ピンチをしのぐ。その後は、回転数の多いストレートを軸に、打たせて取る投球で4回まで2安打に抑えた。

 打線は4回、先頭打者の笹川吉康外野手が相手先発・齋藤響介投手から四球で出塁すると、続く秋広優人内野手が適時二塁打を放ち、先制に成功する。しかし5回、前田純投手が横山聖哉内野手に右前打を許すと、外野手が打球処理にもたつきこれが適時三塁打に。不運な形で同点に追い付かれた。

 前田純は6回98球5安打無四死球4奪三振1失点で降板。7回からは木村光投手、宮崎颯投手、アレクサンダー・アルメンタ投手が無失点リレーを展開した。すると9回、相手5番手の入山海斗投手が3四球と乱れ2死満塁とすると、井上朋也内野手がサヨナラ適時打を放ち、チームは3連勝を飾った。

 敗れたオリックスは、先発の齋藤が5回103球2安打4四球6奪三振1失点。今季初めて100球を投げ、毎回三振を奪うなど成長を見せたが、コントロールには課題を残した。打線は散発の5安打に抑え込まれ、9回に登板した入山が誤算だった。

荘司康誠が6回3安打0封の快投、楽天が接戦を制す

 楽天はDeNA戦(森林どりスタジアム泉)に2-0で勝利した。先発・荘司康誠投手は、初回を3者凡退に打ち取ると、以降2イニングは得点圏に走者を背負いながらも、要所を締める投球で得点を与えない。すると3回、打線は山田遥楓内野手とワォーターズ璃海ジュミル内野手の安打などで好機とし、相手失策の間に1点を先制する。

 援護を受けた荘司は、4回、5回とそれぞれ3人で退けるなど尻上がりに調子を上げ、6回81球3安打2四死球4奪三振無失点でマウンドを降りた。7回はニック・ターリー投手が無失点でつなぐと、8回は鈴木翔天投手がわずか9球で無失点に抑える。8回に小森航大郎内野手の適時打で1点を追加すると、9回は泰勝利投手が危なげない投球で試合を締めた。

 勝利した楽天は、荘司が6回無失点で3勝目。上半身のコンディション不良で6月上旬に戦線離脱していた鈴木翔も、順調な調整ぶりを見せている。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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