HR競争、マ軍ローリーが捕手史上初優勝 前半戦MLB最多38発の怪物…父&弟と制覇

父が打撃投手、弟が捕手…家族で掴んだ初優勝
オールスター戦の前日恒例イベントとなっているホームランダービーが14日(日本時間15日)、米ジョージア州アトランタで行われた。マリナーズのカル・ローリー捕手がレイズのジュニオール・カミネロ内野手を決勝で下し、初優勝を果たした。
全8選手が本塁打数を競う同大会。予選ではオニール・クルーズ外野手(パイレーツ)とカミネロが21本で1位、2位。20本でバイロン・バクストン外野手(ツインズ)が通過した。17本でローリーとブレント・ルッカー外野手が並んでいたものの、最長飛距離は470.61フィート(約143.441メートル)と470.53フィート(約143.417メートル)とわずか“3センチ差”でローリーが突破した。
ローリーは父のトッドさんが打撃投手を務め、弟のトッドJr.さんが捕手を務めた。決勝はカミネロと対戦。予選を4位で通過したローリーだったが、決勝で18本の柵越えを放った。史上最年少制覇を狙ったカミネロは15本と奮闘するも、前半戦で両リーグ最多38本塁打を放っている怪物が制した。捕手としては史上初優勝だった。
捕手としてだけでなく、両打ち選手の単独優勝も史上初。マリナーズの選手としては1994、1998、1999年に3度優勝しているケン・グリフィーJr.以来、2人目の快挙だった。
(Full-Count編集部)