残る支配下3…阪神戦力外の23歳を「1軍で見たい」 驚異の“.444”に高まる待望論

阪神戦力外から育成契約でオリックスに
攻守で躍動する23歳に待望論が高まっている。オリックスの遠藤成内野手は25日、くふうハヤテとの2軍戦に「1番・三塁」で先発出場。打ってはマルチ安打をマークすると、守備でも軽快な動きを見せ、支配下登録へ猛アピールを見せた。
初回の第1打席は右前打で出塁すると、第2打席と第4打席では四球を選び、第3打席は左前打を放つなど、4打席すべて出塁。リードオフマンとしての役割を果たした。9回の守備でも三遊間への鋭い打球を体を回転させて処理し、三ゴロに仕留める美技を披露。ここまで2軍では内外野あらゆるポジションをこなし、54試合で打率.313、1本塁打16打点、15盗塁。特に選球眼に優れ、出塁率.444を誇る。
東海大相模から2019年ドラフト4位で阪神に入団。昨季は2軍で自己最多126試合に出場し、打率.262ながらウエスタン・リーグ1位の出塁率.392を記録するなど選球眼を発揮した。だが、層の厚い1軍に呼ばれず、5年間で1軍出場がないまま、戦力外通告を受けていた。昨オフにオリックスの高知秋季キャンプに参加し、育成契約が決定していた。
攻守に存在感を発揮する姿をDAZN公式X(旧ツイッター)が動画で取り上げると、SNSでは「いやもう遠藤合格レベルですやん。早く支配下にしてくれ」「くるぞくるぞくるぞ」「まじでずっと待ってる。早く1軍で見たい」「これこれこれこれ。遠藤成さんクルッと回りながらの華麗な守備。みんなに見てほしいって」などのコメントが寄せられていた。