ヤクルト中村優斗、危険球退場「申し訳ないです」 ファビアンに148km速球が直撃…場内騒然

退場処分となったヤクルト・中村優斗【写真提供:産経新聞社】
退場処分となったヤクルト・中村優斗【写真提供:産経新聞社】

2024年ドラフト1位入団…2先発で1勝1敗、防御率0.90だった

■ヤクルト ー 広島(20日・神宮)

 ヤクルトの中村優斗投手が20日、神宮球場で行われた広島戦で頭部死球による退場処分となった。サンドロ・ファビアン外野手に対し、すっぽ抜けた直球がヘルメットに当たった。場内は騒然とした。

 先発した中村優は初回にいきなり3失点、2回も1点を失ったが、その後は立ち直り、勝利投手の権利がかかった5回のマウンドに上がった。しかし、ヒットと自らの送球でピンチを招き、1死後にファビアンと対戦。粘られながらの7球目、148キロがすっぽ抜けた。

 ファビアンはその場にうずくまり、直後に球審から危険球による退場が宣告された。中村優は脱帽して頭を下げたのち天を仰ぎ、代わって矢崎拓也投手がマウンドに上がった。ファビアンは一度ベンチに下がったが、そのまま小走りして一塁へ。場内からは拍手が送られた。

 プロ2勝目まであと2死としながら退場処分となった中村優は、降板後に球団を通じて「ファビアン選手に申し訳ないです。チームにも申し訳ないです」と謝罪した。

(Full-Count編集部)

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