巨人、前半戦で阪神戦の負け越し決定 自力優勝消滅に続き…球団初の屈辱で11ゲーム差

阪神戦で指揮した巨人・阿部慎之助監督【写真:加治屋友輝】
阪神戦で指揮した巨人・阿部慎之助監督【写真:加治屋友輝】

阪神戦は今季4勝13敗、5月以降勝ち星なし

■阪神 2ー1 巨人(20日・東京ドーム)

 巨人は20日、東京ドームで行われた阪神戦に1-2で敗れ接戦をものにできなかった。4連敗で借金は3に膨らみ、首位阪神とは11ゲーム差。対戦成績は4勝13敗となり、球団初の前半戦での阪神戦負け越し決定となった。

 連敗ストップを託された先発の赤星優志投手は2回、小幡竜平内野手に本塁打を打たれ先制を許すと、4回にも1死満塁から小幡の犠飛で追加点を奪われこの回でマウンドを降りた。

 反撃したい打線は、先発のジョン・デュプランティエ投手に3回までに62球を投げさせる粘りをみせ、右腕を3回で降板させると、4回1死満塁から丸佳浩外野手が中前適時打。2番手・岩貞祐太投手を攻めて1点差に詰め寄ったが、代打のオコエ瑠偉外野手が二飛、吉川尚輝内野手が二ゴロに倒れ追いつくことができなかった。

 6回以降は阪神投手リリーフ陣の前に4イニング連続で3者凡退。9回は長野久義外野手と坂本勇人内野手を代打で起用するも岩崎優投手に3人で抑えられ、あと1点が届かなかった。

 新人の荒巻悠内野手を「5番・三塁」で起用し、12年目の小林誠司捕手をスタメン起用。4回には早めの代打策を見せるなど、連敗脱出に向けて阿部慎之助監督も采配をふるったが、打線は4安打に抑えられ投手陣を援護することができなかった。

 巨人は昨夜の阪神戦に敗れ開幕87試合目で自力優勝の可能性が消滅。5月22日に甲子園で勝利して以降、阪神から白星をあげることができずこれで5連敗。前半戦で早くも負け越しが決まった。

(Full-Count編集部)

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