大谷翔平、3戦連発の逆転35号 自身の失点を取り返す…今季2度目のリアル二刀流アーチ

大谷翔平投手が「2番・投手」で先発して豪快アーチ
【MLB】ドジャース ー ツインズ(日本時間22日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地でのツインズ戦に「2番・投手」で先発出場した。初回の第1打席で今季自身3度目の3戦連発となる35号を放った。先発登板試合でアーチは今季2本目となり、本拠地は熱狂に包まれた。
マウンドから戻り、休む間もなく打席に立つと、いきなり快音を響かせた。初回に先頭打者に先制弾を浴びて0-1で迎えた初回の無死一塁だった。フェスタが投じた高めのチェンジアップをとらえると打球は中堅フェンスを軽々と越えた。自らの失点を取り返す逆転2ランとなった。
衝撃の一発は打球初速113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離441フィート(約134.42メートル)、角度26度を計測した。リアル二刀流の凄さを見せつける35号にファンは大興奮だ。
19日(同20日)のブルワーズ戦では「1番・指名打者」で先発出場し、後半戦初アーチとなる33号2ランを放った。前日20日(同21日)には今季初の「2番・指名打者」で出場すると逆方向へ34号を放っていた。この日の一発を含め3戦連発は今季3度目となった。
先発した試合での“リアル二刀流弾”は6月22日(同23日)のナショナルズ戦以来、今季2度目。シーズン35号とし、ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレス内野手と並びリーグトップに。メジャー全体では38発のカル・ローリー(マリナーズ)、36本のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)を追っている。これで年間56本ペースとなった。
チームは3連敗中と苦しんでいるが、大谷は後半戦で4戦3発。試合前時点で成績は打率.275、34本塁打、65打点で13盗塁。そして93得点、長打率.610、OPS.990はいずれもリーグトップとしてる。また、投手としてはここまで5試合に登板し、計9回を投げて5安打1失点の防御率1.00。10三振を奪っている。
勝負の後半戦、二刀流の大谷がどこまで数字を積み上げていくか注目される。