リチャード同点弾に阿部監督驚き 打率1割前半も…冗談が現実に「宝くじが当たったらと」

7回に5点差を追いつく…リチャードが同点3ラン
■巨人 6ー5 阪神(21日・東京ドーム)
巨人は21日、東京ドームで行われた阪神戦に6-5でサヨナラ勝ちした。7回にはリチャード内野手が同点3ランを放つなど5点を追いついた。試合後、阿部慎之助監督はリチャードの一発について「なかなかホームランが出ない打線なので。冗談で宝くじ当たったらと言っていたけど……」と驚きを語った。
0-5で迎えた7回だった。3者連続安打や大山の失策も絡み、2点を返して1死一、三塁で打席を迎えたリチャードはネルソンの低めの変化球を捉えた。左中間スタンドへ飛び込む3号3ランとなった。
その直前には自打球を左足つま先付近に当て、もんどりうって倒れていた。すぐには起き上がれずにいたが、なんとか立ち上がりプレーを続行。その気迫がスイングに乗り移ったのか、劇弾が飛び出した。
阿部監督は「リチャードのホームランはとても大きかったかなと思います」と称賛。試合前の時点で打率.106と苦しんでいたが「ああやって当たったらホームランにできる力があるので起用した」と話した。
9回には1死から岸田が二塁打で出塁すると、2死満塁から吉川が中前へサヨナラ打を放った。阿部監督は「みんな繋いで繋いで。よく追いついた」と振り返った。
(Full-Count編集部)