シャーザーが絶叫とともに投じた“浮き上がる”剛速球「怖い」「半端じゃない」

ナショナルズのマックス・シャーザー【写真:Getty Images】
ナショナルズのマックス・シャーザー【写真:Getty Images】

バエスから空振り三振奪った“魂の1球”が話題、「アーッ!!」の絶叫に実況も笑う

 4度目のサイ・ヤング賞獲得へ向けて、今季も快投を続けるナショナルズのマックス・シャーザー投手。12日(日本時間13日)の敵地カブス戦でも7回3安打無失点11奪三振という圧巻の投球を見せたが、3点リードの9回にマドソンが逆転サヨナラ満塁弾を浴びて、チームは3-4で敗れた。だが、エース右腕がこの試合で絶叫とともに投じた“魂の1球”が話題に。MLB公式インスタグラムが動画を公開すると、ソフトボールのライズボールのような軌道に「怖い」「半端じゃない」などと“称賛“の声が上がっている。

 衝撃的な大逆転負けを喫した一戦。球界屈指の右腕は最高の投球を見せた。今季13度目の2桁奪三振をマーク。特に、6回2死走者なしでバエスから三振を奪った1球は色んな意味で圧巻だった。

 カウント2-2からの5球目。シャーザーは外角高めへの直球を投じた。同時に「アーッ!!」という絶叫が球場に響き渡る。伸び上がるような97マイル(約156キロ)の剛速球は外角高めへ。バエスのバットは空を切った。絶叫は試合を中継していた「ESPN」もしっかりと拾ってしまい、実況も思わず「アッハッハッハ」と笑ってしまうほどの迫力だった。

 MLB公式インスタグラムは「最大限の努力」という文言とともに、この動画を公開。ファンからは脱帽の声が上がった。

「ビースト」
「GOAT!!(Greatest Of All Time=史上最高)」
「あれは恐いね」
「あれは半端じゃない」
「間違いなく素晴らしい球」
「球界における過去4年での最高の投手」
「えげつない」

 まさに「ビースト」と呼ぶにふさわしい投球で、バエスも完全に迫力負けしていた。

 この日は白星が消えたものの、ここまでリーグ1位の15勝(5敗)、227奪三振をマークし、同2位の防御率2.19と圧巻の数字を刻むシャーザー。「ESPN」で解説していたアレックス・ロドリゲス氏も「34歳のマックス・シャーザーが、24歳や28歳の時よりも優れているというのが信じられませんね。投球の幅の広さ、打者への攻め方。彼の直球、スライダー、チェンジアップは球界で最高のものかもしれません」と絶賛していた。衰えを全く見せない右腕は、まさに衰え知らずだ。

【動画】解説のAロッドも「球界で最高のもの」と絶賛 シャーザーの絶叫&“浮き上がる”剛速球!

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