“韓国のイチロー”に「気が狂いそう」 166億円契約も…拙守に地元局非難「だらしない」

ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:ロイター】
ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:ロイター】

イ・ジョンフが飛球捕れず「ジャイアンツにとっては災難ですね」

 ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手の“お粗末”な守備が非難を浴びている。21日(日本時間22日)に敵地で行われたブレーブス戦でまさかの落球。“韓国のイチロー”の異名を取り、166億円契約を結んだ男らしからぬプレーだった。

 6回2死二塁だった。ボールドウィンが打ち上げた飛球は、左中間前方へ。中堅手のイ・ジョンフ、左翼手のラモスともに追いついたように歩を緩めた。次の瞬間、慌てたようにイ・ジョンフが前方に飛び込んだが、打球はグラブをかすめてポロリ。ラモスが処理したが、適時二塁打となった。イ・ジョンフはしゃがみこみ、ベンチの同僚は頭を抱えた。

 地元放送局「ファンデュエルスポーツ・ネットワーク・サン」の解説は「このチームは5連敗中ですが、その理由が分かります。だらしない野球です。イは(自分がキャッチすると)声を上げるべきでしたが、そうしませんでした。(役割的に)キャッチできるボールは全て捕らなければいけません」と指摘。実況も「ジャイアンツにとっては災難ですね」とため息を漏らした。

 また地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」では、実況が「NO!!」と絶叫。解説は「なんてことだ」と天を仰ぎ、「センターが捕球しないといけない打球です。なのに、ジョンフは彼(ラモス)の方を見ていました。ノー・コミュニケーションです。言い訳の出来ないプレーです。(記録上は)二塁打ですが、そんな訳ありません」と怒り心頭だった。

 実況は「気が狂いそうです。あれは二塁打ではありません。照明のせいで見失った訳ではないですし、太陽や風の影響もありませんでした。このプレーがライアン・ウォーカー(投手)の成績に反映されてしまうのです。それはおかしいです」とまくしたてた。

 2023年オフに6年1億1300万ドル(約166億円)でメジャー入りした26歳。1年目の昨季は故障もあって37試合出場で打率.262、2本塁打、OPS.641に終わった。今季は3・4月に打率.319と好スタートを切ったものの、6月は打率.165と苦しんだ。高額契約とあって周囲の見る目もシビアなだけに、本来の姿を取り戻すことが待たれる。

(Full-Count編集部)

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