露呈したド軍の課題「お粗末すぎる…」 30球団最多を記録する数字「ツケがまわってきた」

終盤に逆転許すも最終回に再逆転
【MLB】ドジャース 4ー3 ツインズ(日本時間24日・ロサンゼルス)
結果的には劇的な試合展開となったものの、相変わらず不安が露呈した。ドジャースは23日(日本時間24日)に本拠地でツインズに逆転サヨナラ勝ち。守護神のタナー・スコット投手が負傷者リスト(IL)入りして離脱する中、8回に2番手として登板したカービー・イエーツ投手が崩れて一時は逆転を許すなど、依然としてブルペンに課題が見えた一戦だった。
ドジャースは初回に大谷の37号ソロで先制すると、先発のグラスノーは3回にルイスに5号ソロを浴びて同点とされるも、その後は好投を続けた。同点で迎えた7回にエドマンの右前適時打で勝ち越した矢先、またしても課題が表面化する展開となった。
8回に登板した2番手のイエーツは制球が安定せず、3連続四球で1死も取れず交代。無死満塁から登板した3番手のベシアは、カストロを併殺打に仕留めた間に同点とされた。さらに代打ベイダーの打球は高いバウンドの二塁への内野安打となり、不運な形で逆転を許してしまった。
最終的には、1点を追う9回2死満塁からフリーマンのサヨナラ打が飛び出し、なんとかチームは接戦を制した。ただ、ここまでチーム最多19セーブも、不安定な投球が目立ったスコットが負傷者リスト入りしたばかり。代役とみられていたイエーツも不安定な投球だった。
ドジャースは今季ここまでリリーフ投手の投球回数が450回2/3とメジャー30球団で最多。他方でリリーフの防御率は24位の4.41だ。これからの後半戦で大谷がイニングを増やし、スネルの復帰も見込まれるとはいえ、ブルペンは酷使で火の車の状態だ。
SNSでは「ずっとこんな感じの試合してるな」「リリーフ陣どうにかしないと」「ドジャースがエンゼルスになってるんだが……中継ぎボロボロ過ぎるだろ」「ロバーツの前半戦ブルペン使い過ぎのツケがまわってきた」「グラスノーの勝ちが消えてしまったけどドジャース中継ぎ陣お粗末すぎる……」「しかしドジャースはブルペンが崩壊している」「勝つには勝ったがスコットIL入ったし、本格的にブルペン補強しないと」など、劇的なサヨナラ勝利の裏で、相変わらずの不安が残るリリーフ陣に嘆きの声も見られた。
(Full-Count編集部)