鷹、宮崎颯の支配下登録を発表 入団直後にTJ手術の苦労人…連絡は「お米研いでるとき」

背番号は「85」…三笠GM「優勝争いに貢献して」
ソフトバンクは25日、育成3年目の宮崎颯投手を支配下登録したことを発表した。今季は2軍戦に20試合登板して1勝1敗3セーブ、防御率1.11をマークしていた。背番号は「85」に決定した。会見では「昨日(24日)の夕方5時。夜ご飯の支度をしてて、米を研いでいるときに球団から伝えられた」と明かした。
埼玉出身の宮崎は埼玉栄高、東農大と進み、2022年育成ドラフトで8位指名され入団したが、直後に左肘トミー・ジョンを手術。2023年シーズンは登板がなく、翌2024年は3、4軍で登板にとどまり、2軍での登板は1試合もなかった。
育成3年目の今季は2軍戦に20試合登板して1勝1敗3セーブ、防御率1.11、24回1/3で27三振を奪うなど、好成績を残してブレーク。苦労人が念願の2桁番号を手に入れた。「率直に2桁もらえたのでうれしかったというのと、前任で付けていたのが去年までお世話になっていた小川史さんだったので。そこもかみしめました」と話した。
チームは今季、4月中旬に山本恵大外野手を支配下登録。5月中旬には秋広優人内野手と大江竜聖投手をトレードで獲得した。さらに6月20日には川口冬弥投手を支配下登録。同学年の支配下に「率直に悔しかったというのが大きかった」と正直な気持ちを明かした。
宮崎の昇格により支配下選手は69人。7月末の登録期限を前に、残る枠は「1」となった。三笠杉彦GMは「力強い真っすぐのある貴重な左腕。チームの優勝争いに貢献してもらいたい」と期待した。
(Full-Count編集部)