エンゼルス、今季も“白旗”か 米報道、今季23発の好打者も浮上…主力続々退団の可能性

「ESPN」が報道…ジャンセンやウォードが放出候補
今年も苦しいシーズンとなりそうだ。エンゼルスは24日(日本時間25日)、本拠地でのマリナーズ戦に2-4で敗戦。直近は4連敗となり、49勝54敗、ア・リーグ西地区4位に沈んでいる。米大手スポーツ局「ESPN」によれば、夏のトレード市場では「売り手」に回ることになるようだ。
「ESPN」は25日(同26日)、各チームの最新トレード事情などをまとめた記事を更新。エンゼルスに関しては「デッドラインのプランが明確になった」として、「エンゼルスは他球団に対して今季終了後にFAとなる選手たちが獲得可能であることを伝えている」とした。つまり、レンタル扱いの主力選手の放出は辞さないようだ。
具体的にはヨアン・モンカダ内野手、ルイス・レンヒーフォ内野手、タイラー・アンダーソン投手、守護神ケンリー・ジャンセンが候補で、また2026年まで保有でき、今季23本塁打と活躍しているテイラー・ウォード外野手も「適切な価格であればトレードの対象となり得る」という。
一方で同メディアは、エンゼルスがオーナー、アート・モレノ氏の下では「優勝争いが絶望的と思われる時でさえ選手を加える傾向」にあるとし、2023年には大谷翔平投手を放出せず、ルーカス・ジオリト投手やレイナルド・ロペス投手を補強したことを指摘した。
とはいえ、今回のエンゼルスにおいては、「2025年を諦めることを決めたとしても、彼らの目標は来シーズンに再び優勝争いをすることでしょう」とする。そのため、「FAとなる選手を放出し、エンゼルスはトレード期限を利用して、来年チームに貢献できる実績のある選手を加えることを目指すと考えられる」とした。
エンゼルスは2014年を最後にプレーオフから遠ざかり、昨年までの10年連続逸は現メジャー30球団で最長となっている。それでも、近年はドラフト上位指名選手がすぐにメジャーに昇格して台頭するなど、若手が台頭しているのは事実。果たして、7月31日(同8月1日)のトレード期限までにどんな動きを見せるだろうか。
(Full-Count編集部)