イチロー、22年連続100安打に正念場 記録更新まで残り15試合で12安打
スタントンは今季絶望の可能性も
マーリンズのイチロー外野手が22年連続となるシーズン100安打達成に正念場に立たされている。
17日(日本時間18日)の敵地ナショナルズ戦では7回から代打で途中出場し、2打数無安打。チームは6-4で勝利して3連勝を飾ったものの、41歳には2試合連続で快音が聞かれず、打率.242となった。
9月は再び調子を落としており、ここまで14試合に出場し、37打数7安打で打率.189。シーズン100安打ペースを切り、現在96本ペースとなっている。
今季開幕メンバーの中で、ここまで唯一、1度も離脱することなく139試合に出場し、88安打をマーク。昨季まで王貞治氏と並ぶ21年連続のシーズン100安打を記録しており、残り試合で12安打すれば、記録を更新することになる。
残り15試合でどの程度、出場機会を得て、安打を放てるか。
マーリンズは6月に左手有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折していた主砲のジャンカルロ・スタントン外野手が復帰間近とされていたが、ここにきて地元紙マイアミ・ヘラルドが今季絶望となる可能性を報道。本人は復帰を諦めない姿勢を見せているののの、痛めた手に大量の瘢痕(はんこん)組織ができており、本人は「それ(瘢痕組織)が僕の健の構造を変えてしまっている」とコメントしているという。
スタントンをはじめ、主力外野手が負傷や不振で離脱する中で、試合に出続けてきたイチロー。メジャー通算2932安打で3000安打まで68本とし、来季の金字塔達成にも少しずつ近づいている。残り15試合でどこまで出番をつかめるかは不透明だが、少しでも安打を積み重ねたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count