「金をドブに」MLBの“新イベント”が不評の嵐 初の試みのはずが…欠陥だらけ「酷い出来」

限定ユニホームにも賛否
サーキット内に球場を設置するという斬新な試みが、思わぬ不評を買っている。8月2日(日本時間3日)に行われるブレーブスとレッズによる一戦「スピードウェイ・クラシック」の会場が公開された。しかし、ユニークなアイデアとは裏腹に、SNS上では「酷い出来だ」「過去最大の金をドブに捨てる行為」といった厳しい反応が寄せられた。
テネシー州ブリストルにある「ブリストル・モーター・スピードウェイ」で開催。MLB公式戦として史上初の試みで、NASCARサーキットのスタンドを観客席に使い、その内側に球場を特設する。MLB公式X(旧ツイッター)が動画で、異例のレイアウトを公開した。
発表された球場の写真には、仮設のフェンスや遠くに見える観客席など、通常の球場とは大きく異なる光景が広がる。完成形を目にしたファンからは「誰もホームランボールをキャッチできないことに気が付いた」「双眼鏡を忘れないように」など、観戦環境への懸念が噴出。「真剣に思う。何故作った?」「野球場は野球をする為に作られている」「全く興味が湧かない」といった批判も続いた。
また、同試合でブレーブスとレッズの“レース仕様”限定ユニホームも発表された。レーシングカーを模したデザインで、キャップにはブレーブスが炎、レッズにはチェッカーフラッグがあしらわれている。だが、こちらもSNSでは「史上最悪だ」「ウォールマートで買えそう」と否定的な声も。一方で「よくやった」「絶対買う」と評価する声もあった。

賛否は分かれているが、MLB初の“レース場球場”での一戦が、どのような形でファンに受け入れられるのか注目だ。