イチロー氏の“痛烈”一言に米ファン爆笑 古巣にまさか「なんてこった」…弓子夫人は苦笑い

米野球殿堂入りの表彰式典でスピーチを披露したイチロー氏【写真:ロイター】
米野球殿堂入りの表彰式典でスピーチを披露したイチロー氏【写真:ロイター】

日本人初となる米野球殿堂入り

 メジャー通算3089安打を放ち、アジア選手として初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が27日(日本時間28日)、ニューヨーク州クーパーズタウンで表彰式典に出席し、英語でスピーチを行った。19分間の中ではジョークも連発し、ファンを笑わせた。

 イチロー氏は2014年オフにFAとなり、2015年1月にマーリンズと契約を結んだ。スピーチではメジャーリーグでのキャリアを振り返る中で、「そしてマイアミ・マーリンズへ。正直に言うと、あなたたちが契約をオファーするために私に電話をかけてきた時。私はあなたのチームのことは全く聞いたことがありませんでした」とジョークを飛ばし、場内からは笑いや「Oh~!」など様々な声が漏れた。見守っていた弓子夫人も苦笑いだった。

 当時はチームはフロリダからマイアミ・マーリンズに変わって3年目のシーズンを終えていた。2012年と2013年は地区最下位、同年は地区4位と低迷しており、イチロー氏がプレーしていなかったナショナルリーグのチームということもあってか、“とぼけ顔”で痛烈なジョークを飛ばした。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏がX(旧ツイッター)でこのシーンを投稿すると、2時間で約1.5万もの「いいね」が付く反響となった。ファンからは「彼はコメディアン」「彼は最高だ」「なんてこった」「これはMLB史上最高の名言かも」「彼は2つ目の殿堂入りプレートに値する」「愛すべき存在」「これがイチローのセンスだ」と多くのコメントが寄せられていた。

 それでもジョークの後には「でも、南フロリダでの時間は最高でした。40代中盤でしたが、才能豊かな若きチームメートに囲まれて、選手として成長することができました。コロラドで(MLB通算)3000本安打を達成した時、彼らがベンチから飛び出した光景を私は一生忘れることはありません」と思い出を語った。

 マーリンズ2年目の2016年にはアジア人初となるメジャー通算3000安打、2017年には世界記録となる日米通算4257安打に到達するなど、3年間プレーした。この日授与された殿堂入りプラーク(楯)には「MIAMI N.L 2015-17」と文字が刻まれている。

【実際の動画】「彼は最高だ」「なんてこった」イチロー氏が英語スピーチで放った痛烈ジョーク

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