間近で見たダルビッシュの凄み「僕もああなりたい」 千賀滉大が受けた“刺激”

親交の深いダルビッシュが目の前で快投「僕の中では刺激になる」
【MLB】パドレス 5ー0 メッツ(日本時間31日・サンディエゴ)
メッツの千賀滉大投手が30日(日本時間31日)、日米通算最多となる204勝目を挙げたパドレスのダルビッシュ有投手の快投をしっかりと目に焼き付けた。千賀は28日(同29日)もダルビッシュがブルペンで投球練習をする様子を至近距離から見学。「僕自身もすごくああなりたいと思う存在」とリスペクトした。
ダルビッシュはこの日、本拠地メッツ戦に先発。立ち上がりこそボールが先行する場面もあったが、1回2死から多彩な持ち球を生かしながら13者連続凡退。7回を2安打無失点、無四球7奪三振という快投劇で今季初勝利を飾った。この勝利は日米通算204勝目で、黒田博樹氏を抜いて日本人最多となった。
千賀は2018年オフに自ら連絡を取り、米国に住むダルビッシュの元を訪れて以来、一緒にトレーニングを積むなど親交を深めている。「やっぱり常に現状に満足しないというか、いいものを求めて日々変化しようとしている姿っていうのは、僕の中では刺激になりますし、考え方の1つ1つが丁寧。僕自身もすごくああなりたいと思う存在です」と話す。
メッツにとっては3連敗と厳しいシリーズになったが、敬意を払うダルビッシュの投球や練習を細部まで見て感じることができた千賀にとっては、収穫の多いシリーズになったと言えそうだ。
(佐藤直子 / Naoko Sato)