遠征に現れた“意外”な人物 大谷翔平も拍手…元同僚が語ったド軍への感謝「一生ファンだ」

守備職人キアマイアー氏にリング贈呈
メジャー屈指の名手として知られ、昨年限りで現役引退したケビン・キアマイアー氏に対し、ドジャースは2日(日本時間3日)の敵地レイズ戦前に、昨年のワールドシリーズのチャンピオンリングを贈呈した。
2013年にレイズでメジャーデビューし、現役時代に4度のゴールドグラブ賞を受賞した名手として知られるキアマイアー氏。昨年7月にブルージェイズからドジャースにトレードで移籍すると、守備固めなどで起用され、ワールドシリーズ制覇を花道に現役を引退した。
ドジャースの公式X(旧ツイッター)は、キアマイアー氏にリングを贈呈した動画を公開。デーブ・ロバーツ監督が「MLBで10年以上プレーし、ここに来てからはすんなりフィットしてくれた。そして、ワールドシリーズ優勝に貢献してくれた」と紹介し、「君に渡したいものがある。フレディ(フリーマン)とミギー(ロハス)、彼に何を用意した?」と話を振ると、ロハスとフリーマンがリングを贈呈した。
ロハスは「常にチーム第一、自己犠牲の精神を貫いてくれてありがとう。数か月だったけど、君はこのクラブハウスをよくしてくれた。パヘスや若手が成長できたのも、彼ら自身やコーチだけでなく、君のおかげでもある」と称え、抱擁を交わした。キアマイアー氏は「ワールドシリーズを終えた後、私は話した人全員に『ドジャースの一員だった3か月は、どんな時よりも濃い3か月だった』と、言い続けたよ。スカウティングの応用、プレーオフ期間に参加したグループチャットまで、こういう経験をしたことは今までなかった。思い出す度に鳥肌が立つよ」と応えた。
昨年のワールドシリーズを振り返り「去年10月に体験したことを上回ることはない。私が一生チャンピオンと呼べるのは、全てここにいる君たちのおかげだ。心の底からありがとう。君たちのことを愛している。毎日、君たちのハイライトを息子と一緒に追っているよ。一生(ドジャースの)ファンだ。ありがとう」と語ったキアマイアー氏。かつての同僚たちと記念撮影し、大谷翔平投手も笑顔でさりげなく拍手を送っていた。