4四死球の千賀滉大にメッツ監督苦言 5回投げ切れず「もっと積極的に攻めないと」

ジャイアンツ戦に登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
ジャイアンツ戦に登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

千賀も4失点を反省「気分のよくないような点の取られ方をした」

【MLB】メッツ 12ー6 ジャイアンツ(日本時間3日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手が2日(日本時間3日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦に先発するも、4回71球を投げ5安打4失点で勝ち負けはつかなかった。1点リードしていながらも早期交代を決断したカルロス・メンドーサ監督は「ストライクを投げることに苦労していた。明らかにボールと分かる球がいくつもあった」と苦言を呈した。

 初回に3点の援護をもらった千賀だったが、2回に四死球が絡んで1点を失うと、2回には2死からチャプマンに四球を与え、続くスミスに右越え2ランで同点とされ、4回にはマクレイの適時打で勝ち越された。直後にニモとリンドーアの連続適時打で逆転に成功して負け投手こそ逃れたが、5回を投げ切ることができなかった。

 地元放送局「SNY」によれば、指揮官は「カウント3-0も多かった。四球に、死球。カウントで後手を踏む場面が多かった。そしてストライクを投げたら、代償を払わされた。球種を全て使って、もっと積極的に攻めないといけない。今はそれが出来ていない。私たちは彼を助けないといけない」と渋い表情で改善を求めた。

 シーズン序盤は防御率トップ争いを繰り広げるなど好調だったが、右太腿裏の張りでの負傷者リスト(IL)から復帰後はピリッとしない。「彼は成長したいと思っているはずだ。闘争心を持った選手だからね。私たちも現状を理解している。復帰してから3、4試合目だよね。(万全に投げられるまで)プロセスがある。私は彼を心配していない。やってくれる」と願った。

 千賀自身も「ストライクとボールがはっきり分かれたところが原因かなと思います」とこの日の投球を振り返り、現状について「どこかしらでかばっている部分とかもちろん頭の中であるかもしれないですけど、後半チームが大事な試合が増えてくると思いますし、早めに自分のパフォーマンスを見つけて試合をつくれる状態をつくりたいなと思っています」と話した。

 自身4戦勝ちなしで、今季8勝目またもお預けとなり「最初に点を取ってもらってからの点の出し方が非常によくないというか、やっている僕もそうですし、見ている方も気分のよくないような点の取られ方をした。次は自分でイニングを投げさせてもらえるようにちゃんと投げたいと思います」と反省した。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY