「球を持つのを忘れた」!? 先発投手がまさかの“エアスロー”でボーク犯す珍事
ベイリーは無死一、二塁でボールを握らず投球しボークを犯す
レッズのホーマー・ベイリー投手がボールを握らずに投球する珍ボークを犯した。13日(日本時間14日)、本拠地インディアンス戦に先発したベイリーは5回1/3、10安打5失点で10敗目を喫した。4回にはまさかのボークでピンチを招いたが、その場面についてMLB公式ツイッターが伝えている。
解説者、実況も目を疑ってしまうほど頭に「?」マークが浮かんだ珍プレーが起こったのは1点を追う4回無死一、二塁の場面だった。ベイリーはセットポジションから投球動作に入り右腕を振ったが、その手にはボールが握られておらず“エアスロー”状態に。審判はボークを告げ、二、三塁のピンチを迎える羽目になった。
この試合を中継したTV局「FOXスポーツ・オハイオ」の実況は「何が起こったのかわかりません」と唖然と言葉を失うと、解説の元投手クリス・ウェルシュ氏も「何が起こったのか分かりません。彼は球を持つのを忘れてしまいました。このようなことは見たことがないと思います」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
ベイリーはその後、何とか無失点で切り抜けたが、同点の6回にインディアンス打線につかまり6回途中で降板。10敗目を喫してしまった。