シュワーバーが大谷超え39号 ナHRキングに浮上…絞られた“一騎打ち”、後半16戦9発

大谷は7月27日を最後に7戦ノーアーチ
【MLB】フィリーズ ー オリオールズ(日本時間5日・フィラデルフィア)
フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が4日(日本時間5日)、本拠地でのオリオールズ戦で今季39号を放った。ナ・リーグ本塁打王争いで並んでいたドジャース・大谷翔平投手を抜き、単独トップに立った。
1-3で迎えた3回2死一塁、シュワーバーはカウント1-0から左腕ポピックのフォーシームを振り抜いた。打球初速110.9マイル(約178.5キロ)、飛距離427フィート(約130.2メートル)、角度35度の一発は、外野手が誰も動けない完璧なアーチ。本拠地最上段に届く特大弾だった。
前半戦は96試合で30本塁打を放ってオールスターに出場した32歳。ホームラン競争には参加しなかったものの、本戦が史上初の特別ルールによる“ダービー”での延長戦に突入すると、ナ・リーグの2番手として3スイング3ホームランと驚異的な活躍でMVPを受賞した。
勢いのまま後半戦に突入し、前日3日(同4日)に大谷に並ぶ38号を放つと、2試合連発。16試合で9本塁打と固め打ちをしている。ナ・リーグ本塁打王レースでは、エウヘニオ・スアレス内野手(ダイヤモンドバックス→マリナーズ)がトレード期限でア・リーグに移籍したことで、実質的には大谷vsシュワーバーに絞られた格好だ。一方の大谷は球団タイ記録の5試合連続本塁打を記録したものの、7月26日(同27日)を最後に一発が出ていない。