山本由伸の“魔球”は「史上最高」 バット嘲笑う変化に米衝撃「打てるわけがない」

レイズ戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
レイズ戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

5回のピンチを切り抜けたスプリット

【MLB】ドジャース 3ー0 レイズ(日本時間4日・タンパ)

 ドジャースの山本由伸投手が3日(日本時間4日)、敵地でのレイズ戦に先発登板し、5回2/3を88球、5安打6奪三振無失点で今季10勝目をあげた。この日は要所でスプリットが効果的に決まり、専門家もその切れを称賛した。

 初回から走者を背負いながらも、スコアボードにゼロを並べ続けた山本。5回も先頭打者に内野安打を許すと、1死一塁から犠打を一塁に送球するも、フリーマンが捕球できず一、三塁のピンチに。しかし、ディアスを二飛に打ち取ると、続くローを91.2マイル(約146.8キロ)のスプリットで空振り三振に仕留めた。

 88球を投げ、フォーシーム35球に次いで多く投げたのがスプリットの18球だった。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のX(旧ツイッター)で「ヨシノブ・ヤマモトのえげつないスプリット」と、ローを空振り三振に打ち取った場面を動画で紹介し、鋭く落ちる破壊力を絶賛した。

 SNSでは「打てるわけがない」「史上最高だ」「どうやって打つんだ?」「えぐいな」などのコメントが並んだ。ドジャースにはグラスノーやスネルら、前半戦に負傷離脱した主力が戻ってきたが、やはり山本こそがエースだと感じさせる投球だった。

【実際の動画】「史上最高だ」鋭く変化する山本のスプリットに空を切るバット

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