7四死球も…藤浪晋太郎の1軍登板は「全然ある」 2軍監督は未定強調も、抱えるチーム事情

イースタン・リーグの巨人戦に登板したDeNA・藤浪晋太郎【写真:町田利衣】
イースタン・リーグの巨人戦に登板したDeNA・藤浪晋太郎【写真:町田利衣】

「1枚足りていない。1軍が藤浪で行くと言ったら送り出すつもり」

 DeNAの藤浪晋太郎投手が6日、横須賀スタジアムで行われたイースタン・リーグ、巨人戦に先発。日本球界復帰後3度目のマウンドは3回1/3を3安打5失点(自責3)、5四球2死球と大荒れだった。それでも桑原義行2軍監督兼投手コーディネーターは次回登板が1軍となる可能性について「全然あると思います」とした。

 制球を乱す場面も多かったこの日の投球について「悪いところが全部出たかな。(対)左は安定していると思ったけど、今日は左(打者)も右(打者)も引っ掛け、抜けが両方出ちゃたかな」と桑原2軍監督は振り返る。

 この日が3試合目の登板。これでサンプルデータがすべて出揃うとしたうえで「明日、彼の今後の投球をどう改善していくかのミーティングを、AIチームやピッチングスタッフ、2軍スタッフを合わせてする予定だった。それを元に感覚をすり合わせていこうと思っていた矢先なので、それで本人の調整に合わせて1軍にニーズがあっていくのか、もう1回2軍で登板するのか、本当にまだ何も決まっていない」と説明した。

 とはいえ、1軍の先発事情は苦しい。5日の2軍戦に先発予定だった吉野は急遽7日の1軍戦に登板することに。大貫は9連戦中には登板できない見通しだ。桑原2軍監督も「1枚足りていない状況。1軍が藤浪で行くと言ったら送り出すつもりではあります。体力的には仕上がっているので」と見通しを示した。

 日本球界復帰後は、この日の69球が最多。まだ5イニングも投げていない。それでも「そもそもヨーイドンで7回行く予定はたぶんしていないので。いって5回かなと思っている中で、今日はそのステップで予定の球数(70球)を消化したということで問題ないかなと思います」と見通しを示した。

(町田利衣 / Rie Machida)

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