大乱闘→“顔面パンチ”で退場のプイグ、激昂の理由は「打席に戻れと言われ…」
両軍飛び出す大乱闘に「良い球を打ち損ねて少し苛ついてしまった」
ドジャースの前田健太投手が9回に登板し、1回1失点で8敗目(7勝)を喫した14日(日本時間15日)の本拠地ジャイアンツ戦で大乱闘があった。ドジャースのヤシエル・プイグ外野手とジャイアンツのニック・ハンドリー捕手が揉み合いとなり、両軍の選手がベンチから飛び出す事態に。退場処分となったプイグは試合後、ハンドリーから打席に戻るように促されたことが小競り合いの原因だと明かしている。
ドジャースの1点ビハインドで迎えた7回だった。プイグはカウント1-1から真ん中付近に入っていた左腕ワトソンのチェンジアップをフルスイングするも、捉えきれずファウルに。すると、悔しそうにバットを持ちかえて打席を外した。
ここで捕手のハンドリーから何かを言われて激昂。両者は接近して口論となり、プイグがハンドリーの胸を左手で突くと、両軍のベンチから選手が飛び出す大乱闘となった。ドジャースのロンバルド一塁コーチがハンドリーを必死に抑えたが、興奮したプイグは味方の静止を振り切って同コーチの背中越しにハンドリーにパンチ。球場は騒然となった。
この乱闘でプイグとハンドリーはともに自身4度目の退場処分に。ドジャースは8回に同点に追いついたものの、9回に前田が勝ち越しを許して5連敗。プイグには数試合の出場停止処分が課される可能性が高い。
試合後、報道陣に囲まれたプイグは「良い球を打ち損ねてしまったので、少し苛ついてしまった。彼が『文句を言うな。打席に戻れ』と言ってきた。彼が自分に何をすべきか言ってきたのが気に入らなかった」と怒りの理由を説明した。地区制覇へ向けて、この先はバットで大暴れしたいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)