大谷翔平の43号を台無しで「最悪の登板」 ド軍守護神はイライラ「私の責任」

8月は5試合中3試合で失点…「今はハッピーじゃない」
【MLB】エンゼルス 7ー6 ドジャース(日本時間12日・アナハイム)
ドジャースは12日(日本時間13日)、敵地でのエンゼルス戦にサヨナラ負けを喫した。9回に大谷翔平投手が一時勝ち越しとなる43号を放つも、その裏に登板したアレックス・ベシア投手が同点犠飛を許した。ベシアは試合後、苛立ちを見せながら「今はハッピーじゃない」と自身の投球を悔やんだ。
6-5の9回に5番手で登板したベシアだが、先頭に中前打されると四球や敬遠で1死満塁のピンチを招き、シャヌエルの中犠飛で同点とされた。さらにトラウトに四球を与えたところで降板となった。後を継いだベン・カスパリウス投手は9回はどうにか凌いだものの、延長10回にサヨナラ打を浴びた。
試合後に取材に応じたベシアは「断トツで今シーズン最悪の登板だった」と憤りを隠せなかった。大きなため息をつきながら「とてもイライラしている。今日は速球が高くいきすぎてしまった。ストライクゾーンに投げて、打者を攻めることに集中していたけど……今晩は私の責任だ。もっといい投球をしないといけない」と反省しきりの様子だった。
登板直前には大谷が確信の一発を放った。ベシアは「(大谷の)本塁打はグレートだった。マウンドに上がる時は、いい感じだった」と気分は最高潮だったものの、「でも、一気に崩れてしまった。四球はやはり命取りだ」と自身の不用意なフォアボールを悔やんだ。
8月は5試合中3試合で失点と精彩を欠いているが疲労は否定。チームが足踏みする間にパドレスに同率首位に並ばれたが、「試合ごとに集中している。それが一番の方法。明日も試合があるから、その試合に集中するよ」と前を向いた。
(Full-Count編集部)