大谷翔平を「キレさせちゃった」 元同僚は“焦る”も…初体験に大興奮「とてもスペシャル」

ドジャーズ・大谷翔平【写真:イワモトアキト】
ドジャーズ・大谷翔平【写真:イワモトアキト】

ネトは自身初の三重殺…球団8度目の快挙だった

【MLB】エンゼルス 7ー6 ドジャース(日本時間13日・アナハイム)

 エンゼルスは12日(日本時間13日)、本拠地で行われたドジャース戦に6-5でサヨナラ勝ちを収めた。最後はジョー・アデル外野手が延長10回に劇的打を放ったが、場内が大盛り上がりを見せたのは、6回に大谷翔平投手を三重殺に仕留めたザック・ネト内野手の“美技”だった。ネトは試合後にプレーを振り返り、「間違いなくキレさせちゃったと思うよ!」と笑顔を見せた。

 5-5で迎えた6回無死一、二塁、大谷はうまくバットを合わせて中前に運んだ……かに思われた。しかし、打球は全体的にポジションを左に寄せるシフトを敷いていた遊撃手のネトの正面をついてしまった。ネトは飛び出していた二塁走者よりも先にベースを踏むと、すぐさま一塁へ転送。トリプルプレーを完成させた。

 エンゼルスにとっては最大のピンチだったが、一瞬にして脱出。本拠地は大歓声が起きた。ネトは試合後、「本塁打を打つのは好きだけど、史上最高の1人が打席に立っている、無死一二塁の状況でやることができた。こういうプレーをすることが出来た。とてもスペシャルなことだった」と充実した表情を見せた。一方で“後悔”も口にした。

 大谷との交流ができたか聞かれると、ネトは「ノー。できなかったよ! しかも、そのあと本塁打を打ったからね。間違いなくキレさせちゃったと思うよ!(笑)」とし、9回に大谷が一時勝ち越しとなる43号を放ったことに触れた。それでも「でも、問題ないさ! 明日は彼と対戦しないといけないね。だから、あと数時間だけ余韻に浸って、明日は準備ができた状態で挑みたいね!」と、13日(同14日)に先発登板する大谷との対戦に想いをはせた。

 エンゼルスがトリプルプレーを成立させるのは、2023年8月18日(同19日)以来、球団8度目。ネトにとっては人生初だった。歴史に名前を刻んだ攻守に成長著しい24歳。低迷が続くチームの新たな柱になっている。

(Full-Count編集部)

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