フリーマンの“苛立ち”「不満を感じてる」 接戦で勝てぬド軍…同率首位も「まだ気が早すぎる」

7月4日時点でドジャースとパドレスは最大8.5ゲーム差
【MLB】エンゼルス 7ー6 ドジャース(日本時間13日・アナハイム)
ドジャースは12日(日本時間13日)、敵地でのエンゼルス戦にサヨナラ負けを喫した。この日パドレスがジャイアンツに勝利したことで、ゲーム差はついにゼロ。クラブハウスも意気消沈する中、取材に応じたフレディ・フリーマン内野手は「(優勝争いについては)まだ気が早すぎる」と“警鐘”を鳴らした。
ドジャースは5-5の9回、先頭の大谷翔平投手がケンリー・ジャンセン投手から勝ち越し弾を叩き込んだ。場内は最高潮となり、一気に勝利への機運が高まった。しかしその裏、アレックス・ベシア投手が同点犠飛を浴びると、延長10回にベン・カスパリウス投手がサヨナラ打を許して敗れた。
この日「3番・一塁」で先発したフリーマンは5打数2安打の活躍を見せた。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のビル・プランケット記者は、試合後に報道陣の取材に応じたフリーマンの談話を紹介。パドレスに並ばれたことについては「まだ早すぎる」とした。
「僕たちが勝たなければ(地区優勝は)実現しない。だから今私たちは、それ(試合に勝つこと)に一番集中している。外部のことを心配している場合じゃない。今は自分たちの中で起こっていることに集中しなければならない」とフリーマン。一方で、ここ11試合の1点差ゲームで8敗を喫していることについては「誰もが不満を感じていると思う」と語気を強めた。「接戦をモノにしたいんだ。なぜなら、接戦を勝つことでチームは成長するからだ。そうすれば、9点や10点取れるようになる。そうやって、すべてがうまく噛み合い始めるんだ」。
エンゼルス戦は今季5戦5敗。最終戦には大谷がマウンドに上がり、連敗ストップに期待されている。フリーマンは「明日はショウヘイがマウンドに上がるね。彼が9イニングを投げて、ホームランを7本打てるか見てみようじゃないか」と“ジョーク”をとばし、投打二刀流の活躍に期待を込めた。
(Full-Count編集部)