大谷翔平の打球は「ライフルのようだ」 173キロ三塁打、ド軍実況も惚れ惚れ

エンゼルス戦に「1番・投手」で投打同時出場
【MLB】エンゼルス ー ドジャース(日本時間14日・アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地のエンゼルス戦に「1番・投手」で先発出場し、初回の右翼線三塁打で今季最長の12試合連続安打をマークした。ドジャース放送局スポーツネット・ロサンゼルスは大盛り上がりだった。
初回、技巧派ヘンドリックスの甘く入ったチェンジアップを振り抜いて右翼線へ。二塁ベースも一気に蹴り、今季8本目の三塁打となった。打球速度107.2マイル(約172.5キロ)。実況のスティーブン・ネルソン氏は「フッ! ライト線にライフルのような打球が飛んだ! オオタニの打球は長打になるでしょう! 問題は何塁打になるかということです! 3つ欲しいようだ! 先頭打者が三塁打!」と大興奮。
その後にエリック・キャロス氏が解説を加えた。「打った瞬間、(すぐに)打席を出ずに、身体全体を回転させています。そして、一塁を過ぎたあたりで独断で三塁に走ることを決断していますね。三塁方向を見ずに、頭を下にしていますね。彼は(三塁に)到達できることがわかっていたのです」と語った。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、1900年以降で、先頭打者の先発投手が三塁打を打つのは史上初だという。続くベッツの左前適時打で先取点となるホームを踏んだ。エンゼルス戦初登板では5イニングを投げる予定。自らのバットと足で援護した。