降板直前…大谷翔平が投じた“魔球” 米識者も脱帽、146kmの衝撃変化「えげつない」

エンゼルス戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】
エンゼルス戦に登板したドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】

5回先頭のレンヒーフォをスプリットで空振り三振

【MLB】エンゼルス 6ー5 ドジャース(日本時間14日・アナハイム)

“魔球”にどよめきが広がった。ドジャース・大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地でのエンゼルス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発登板。5回途中4失点で降板となったが、米識者は投じた衝撃の1球を紹介し、「とんでもない」と脱帽している。

 今季9度目のマウンドは古巣との一戦。2回に2失点したものの、その後はゼロに抑え、復帰後最長となる5回のマウンドに上がった。先頭のルイス・レンヒーフォ内野手に対し、カウント1-2から5球目のスプリッターで空振り三振に仕留めた。この1球を、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は「ショウヘイ・オオタニ、とんでもない91マイルのスプリットだ」として自身のX(旧ツイッター)を更新している。

 投球の軌道は途中まで真ん中だが、そこから急激に変化し、落下するだけでなく横滑りするように一塁側に動いて行った。MLB公式の「ベースボール・サバント」によると、球速91.1マイル(約146.6キロ)で、落下幅は26インチ(約66センチ)、横変化14インチ(約35.5センチ)と、高速な上に斜めに変化していたことが分かる。

 中継映像を見ていたファンも大谷の“魔球”に驚きを隠せなかった。「ヤバすぎる」「オオタニは宇宙人だ」「こんな軌道を生み出せるものなんですか」「えげつない」と日米ファンからコメントが殺到した。

 大谷といえば、元々はスプリットを得意球にしていた。2022年以降はスイーパーが軸になっているが、7月21日(同22日)のツインズ戦後には「スプリットを投げて、いい反応があった。最後に多めに投げて、いい感覚が戻ってきている。いい感覚で終えられたというのは1回1回進歩しているんじゃないかなと思います」と手応えを口にしていた。いよいよフルスロットルなるか。

【実際の映像】打者も困惑…大谷翔平が投じた“魔球”に衝撃「こんな軌道を」

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