千賀滉大は「勝負できていた」 指揮官が称賛…復帰後最多タイの7Kに見た“復活の兆し”

ブレーブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
ブレーブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

復帰後最多タイとなる7奪三振も白星ならず

【MLB】ブレーブス 4ー3 メッツ(日本時間15日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手は14日(日本時間15日)、本拠地ニューヨークで行われたブレーブス戦に先発し、5回2/3を投げて5安打7奪三振1四球、2失点で降板。6月12日(同13日)以来の8勝目はならず、チームもブレーブスに逆転負けを喫した。

 千賀は5回まで1失点投球も、同点で迎えた6回に2死一、三塁のピンチを招いて降板。ファンからはスタンディングオベーションが送られるも、交代に悔しそうな表情を見せた。次打者は4回に同点弾を許したアルビースだった。まだ余力があるようにも見えたが「(アルビースには前の打席で)まっすぐを投げてホームランを打たれている。その前の打者を抑えないといけなかった。いろいろと反省点はある」と唇をかんだ。

 メンドーサ監督は千賀の降板について「球数が93球に達していたし、次に好投手がブルペンで準備ができてていた」と説明。ただ、内容自体は評価し「6回はあとアウト1つが取れなかったが、全体的にいい投球だった。変化球でも打ち取れていたし、ストライクゾーンで打者と勝負できていた」と称えた。

 右太もも裏の張りから復帰して6試合目の先発マウンド。復帰後最長となる5回2/3を投げ、7奪三振は5月31日(同6月1日)のロッキーズ戦に続く復帰後最多タイ。四球は1つのみの内容に、千賀は「投げたい球をコントロールできたし、どの球も打者と勝負できる球になってきたという感覚を覚えた。すごくいい登板だったと思いますし、これを継続していきたいです」と手応えを感じている様子だった。

 ただ、8回に逆転を許したチームは5カード連続で負け越し。直近15試合で2勝13敗と急失速している。メンドーサ監督は「厳しい時期だが、我々は力のあるチーム。何とか乗り越える方法を見い出さないといけない」とナインを鼓舞。千賀に見えた“復活の兆し”は、チームが上向くきっかけになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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