年俸25億円も“貢献度マイナス” ド軍32歳に不名誉な称号…8月に非情通告の可能性

7月は大谷翔平を上回るOPSも…年間ではWARマイナス
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は12日(日本時間13日)、「MLB2025年:年俸もらいすぎチーム」を選出した。名前が挙げられることすら“不名誉”なことだが、2年連続のワールドシリーズ制覇を目指すドジャースからは、今季年俸1700万ドル(約25億円)のマイケル・コンフォート外野手が左翼手部門で選ばれている。
コンフォートは昨季ジャイアンツで20本塁打をマークし、対右投手キラーとして加入した。しかし、開幕直後から不振に陥り、打率は終始1割台に低迷している。それでも7月はOPS.827をマーク。「ブリーチャー・レポート」は「功績はきちんと認めるべきだろう。コンフォートはシーズンを通しての不調から一時的に目を覚ました」とし、同月は大谷翔平投手のOPS(.826)を上回ったことを評価した。
とはいえ、8月は再び“元の姿”に戻り、同メディアは「故障中のキケ・ヘルナンデス、トミー・エドマン、キム・へソンらが復帰すれば、8月下旬に彼はウェーバー公示にかけられる候補になる可能性が高い」と、いよいよ“サヨナラ”することも示唆している。
32歳大砲の波が激しいのは今季に限った話ではなく、昨年も5月は打率.324&OPS.998をマークしたが、6~7月は打率1割台、OPSも.630以下。2023年シーズンも5月はOPS.900を超えたが、3・4月と6~7月は.700以下にとどまっていた。今回の「年俸払いすぎチーム」を寄稿したケリー・ミラー氏は「ドジャースとしては、もっと長く好調期が続くことを期待していただろう」と締めている。
13日(同14日)の試合を終え、105試合で打率.187、9本塁打、25打点、OPS.627。勝利貢献度WARは-0.7と、年俸1700万ドルの価値には現状見合ってるとはとても言えない状況だ。シーズン終盤に差し掛かり、果たしてコンフォートは批判の声を退け、かつての姿を見せられるだろうか。
(Full-Count編集部)