衝撃弾の村上宗隆に米熱視線…メジャーで「全盛期を戦える」 ド軍入団が噂されるワケ

ヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】
ヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】

若さと長打力を評価「全盛期を戦える」

 今オフの動向に米メディアも熱視線を送っている。ヤクルトの村上宗隆内野手が12日に放った5号2ランが、米国の野球専門ポッドキャストでも取り上げられ、その移籍先として、大谷翔平投手や山本由伸投手らが活躍するドジャースを予想する見方も浮上している。

 今季は故障で出遅れ、前半戦はわずか1試合の出場に終わった村上。それでもヤクルト球団側はオフポスティング申請によるMLB挑戦を容認する方針だ。ここまで16試合で5本塁打と復帰後は量産態勢に入っている。12日に本拠地の神宮球場で行われたDeNA戦では、1-1の同点で迎えた9回に中越えの5号を放ち、チームを劇的勝利に導いた。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト「トーキン・ベースボール」は12日(同13日)に「ムネタカ・ムラカミは昨晩の試合でサヨナラ本塁打を打ったが、その一部始終を見た。25歳の三塁手は今オフMLBのチームと契約をするだろう」と投稿。オフのメジャー挑戦へ期待を示した。

 さらに米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、米メディア「ブリーチャー・レポート」が、今オフのFA予想として村上の今オフのドジャース入りを予想したことに言及。ジェイソン・フレイ記者は「ムラカミはドジャースと6年契約を結び、マックス・マンシーの後継者として三塁を担うことになるかもしれない」と伝えた。

 また、村上の特徴について「マンシーのようにそこそこ三振する。しかし、球場の左右に本塁打を打てる左打者だ」と紹介。マンシーと比べても「ムラカミは10歳若く、ササキ、パヘス、ヤマモトらと一緒に全盛期を戦えるかもしれない」との見解を示した。

 マンシーは来季で36歳を迎えるが、ドジャースは今季の成績を踏まえても再契約に慎重との見方がある。同誌は「チームは来シーズン、マンシーと僅か1000万ドル(約14億7600万円)で契約更新することができる。しかし、2週後に35歳になり、故障歴のあるマンシーと契約することは、ドジャースにとって理想的なことだろうか?」と疑問を呈した。

 これまでもドジャースは「日本人選手を好むことで知られている」とも報じられてきた。日本市場の影響力なども踏まえて、村上の加入には大きな価値があるとの見方もある。故障から復活し、後半戦で本塁打の量産態勢に入った村上に対し、MLBからの視線はますます熱を帯びているといえる。

(Full-Count編集部)

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