松井秀喜氏「監督が見守ってくれたおかげ」 ストライク送球で長嶋さんに感謝「1番喜んでる」

セレモニアルピッチを務めた巨人OBの松井秀喜氏【写真:小林靖】
セレモニアルピッチを務めた巨人OBの松井秀喜氏【写真:小林靖】

東京ドームに登場して大歓声を浴びた

■巨人 ー 阪神(16日・東京ドーム)

 巨人OBの松井秀喜氏(ヤンキースGM付特別アドバイザー)が16日、東京ドームで行われた阪神との「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」でセレモニアルピッチを行った。大役を終えて報道陣の取材に応じ、「監督自身が1番喜んでるとおもいます」と、6月3日に天国へと旅立った長嶋さんへの思いを語った。

 この日の追悼試合は監督、コーチ、選手の全員がキービジュアル「FOR3VER」をデザインした特別仕様のユニホームを着用して試合に臨んだ。松井氏も背番号「3」で登場。イベントでは松井氏が投手役を務め、王貞治氏、原辰徳氏が左右の打席に立った。中畑清氏、堀内恒夫氏、高橋由伸氏、阿部慎之助監督ら、巨人OBの豪華ショットに東京ドームは大声援に包まれた。

 松井氏は少し苦笑いを浮かべながらも、振りかぶって見事なノーバウンド投球を披露。場内はさらに盛り上がった。投球の感想を聞かれ、「ホッとした感じです。大レジェンドいて、ビビりましたけど」とジョークを飛ばし、ストライク投球については「監督が見守ってくれたおかげ」と故・長嶋さんに感謝した。

 大々的なイベントが開催されたのは、長嶋さんだからこそ。松井氏は感慨深い様子で「監督自身が1番喜んでるとおもいます」と話し、「野球の枠を超えた大きな存在だと思います」と改めてその偉大さに言及した。

(Full-Count編集部)

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