甲子園は「だいぶ涼しい」 昨夏王者と激突も…山梨学院が手にした“恩恵”と自信

山梨学院・吉田監督「こっちは山梨よりだいぶ涼しい」
第107回全国高校野球選手権に出場している山梨学院は16日、岡山学芸館を破り、13年ぶり6度目の8強入りを果たした。京都国際との準決勝を控え、休養日となった18日には約2時間の練習を行った。練習後、吉田洸二監督は「幸い第1試合の三塁側なので楽だな」と、連日続く猛暑の影響について語った。
山梨学院は2回戦では岡山学芸館相手に14-0で快勝。2年生右腕の菰田陽生(こもだ・はるき)投手が194センチ、100キロの恵まれた体格を活かし、6回途中1安打無失点の好投。打っては3安打3打点の活躍を見せた。
菰田自身も今後の登板に向けて2日間ノースロー調整を行い万全の様子。懸念される暑さについても「明日も暑いと思いますが、しっかり投げていければ。甲子園も暑いですが、山梨よりは暑くないかなと思います」と自信を見せる。
2回戦の試合前には吉田監督も「こっちは山梨よりだいぶ涼しい」と話すなど暑さには慣れている様子。さらに準々決勝は第1試合の三塁側に決まったことも追い風となるようだ。
「暑くなってきたから……。(菰田は)まだ2年生なので体力がね。そこも心配だけど」と懸念はしつつも、「幸い第1試合の三塁側なので楽だなと。全然違うんですよ。一塁側ベンチと温度差は10度くらい違うんじゃないですかね」と1試合目の時間帯は日陰となる三塁側ベンチを使用できることに笑顔を見せた。
「そういう意味では運には恵まれているんで、これで負けても悔いはないというくらい整っているなと思います」。山梨代表が暑さも味方につけて4強入りを目指す。
(木村竜也 / Tatsuya Kimura)