大谷超えの“新戦力”が手応え「今までで一番飛んだ」 今季のド軍最長記録に「アメージング」

コールが4安打2打点で勝利に貢献
【MLB】ドジャース 11ー4 ロッキーズ(日本時間20日・デンバー)
ドジャースのアレックス・コール外野手が19日(日本時間20日)、敵地で行われたロッキーズ戦で移籍後初HRを含む4安打2打点の活躍を見せた。試合後、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のインタビューに応じたコールは「チームに貢献できることはグレートだよ。(本塁打は)今までで一番飛んだ打球だと思う」と満足気に振り返った。
この試合、コールは「7番・左翼」で先発出場。第1打席でドジャース移籍後初HRとなる4号ソロを放った。打球速度106.3マイル(約171.0キロ)、飛距離453フィート(約138.0メートル)、角度28度の特大アーチ。453フィートは、今季のドジャースで本塁打の最長飛距離記録となり、「かなりアメージング。(打撃を)修正していたから、ここでは多くの新しいことに取り組んでいる。自分がいい選手だと信じて。ここにいるのは理由がある。チームの勝利に貢献するという気持ちでやっている」と手応えを感じていた。
本塁打後は、第2打席で左前打、5回の第3打席で二塁打を放ちサイクル安打に“王手”をかけた。7回に安打を放つも8回の第5打席は三振に終わり、ドジャースでは2017年のコディ・ベリンジャー外野手以来となる10人目の達成とはならなかった。
「出塁することだけを心がけていた。でもみんなが『打ったら、絶対に止まるなよ!』と。ギャーギャー言われたら(集中するのは)難しいよね。だから(サイクルヒットは)頭の中にあったよ。この状況を経験できるだけでも、特別なこと。今晩は達成できなかったけど、将来達成できたら」と“王手”をかけたあとの打席を笑顔で振り返った。
コールは7月31日(同8月1日)にナショナルズからドジャースに加入。移籍後はコーチとともに打撃を見直す日々が続いた。「ケージでコーチと一緒に取り組んでいるけど、彼らを称えたい。いくつかコツを教えてくれたおかげで、いい状態なんだ。今晩のように、打球がものすごく飛ぶようになった。彼らの助けに感謝している」と周囲のサポートに感謝した。