ロバーツ監督「ファイトが必要」 2戦5安打の打線に苦言…求めた奮起「もっとやらないと」

ドジャースはパドレスに連敗で2位に転落
【MLB】パドレス 5ー1 ドジャース(日本時間24日・サンディエゴ)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地でのパドレス戦に「1番・指名打者」で出場したが、4打数無安打に終わった。チームも2連敗を喫し、パドレスと同率で並んでいた首位から陥落した。試合後はデーブ・ロバーツ監督が打線に「ファイトが必要」などと苦言を呈した。
「BEAT LA(LAをぶっ倒せ)」のコールが響くなか、ドジャースは打線が機能せずに痛い黒星を喫した。ロバーツ監督は「この時期になるとメカニクス、スイングは関係ない。チームの勝利にどう貢献できるかだ。打線をつなげ、ヒットを打って、ファウルできるか。その晩のスイングで何とか戦うという、次のレベルの戦い方が求められる。ヒットを打って塁に出ること。タレントや努力不足ではないが、もっとやらないと」と厳しい表情で振り返った。
「(今は)8月終わりだ。仕事をこなすこと、結果を出すこと。かっこよくなくても、若手がこのシリーズ2点を入れている。メジャーに定着しようとしている若手がだ」と、この日は代打で本塁打を放つなど、新人ながら大一番で2戦連発と気を吐いた24歳のフリーランドを称賛。その一方で「ファイトとハングリー精神が必要だ」と、この2試合で計5安打だった打線に奮起を促した。
指揮官はパドレスの投手陣に対する工夫のなさを指摘。「昨夜、マニー(マチャド)は得点圏に走者を置いてバットを短く持ってセンターへライナー性のヒット。今夜のラウレアーノもバットを短く持って、普段は思い切りプルヒッターだがボールを逆方向に運び2点をたたき出した。彼らはオフェンスを創出する方法を見つけている」。相手の対応力に脱帽しつつ「時に我々も(バットを短く持つことは)するが、チーム全員がやっているようには見えない」などと厳しかった。
大谷は第1打席から空振り三振、右直、中飛、右飛。2戦連続で快音を響かせることができなかった。「自分たちらしさを取り戻し、細かいことをしっかりやって、はいつくばりながら方法を見つけて、自分、チーム、そして打線を、得点できる状態に持って行くことだ。私はそういった強い気持ちが結果につながると信じている」と指揮官。24日(同25日)が、レギュラーシーズンではライバル球団との今季ラストの対戦となる。なんとしても3連敗を阻止し、再び同率首位に並び立ちたいところだ。
(Full-Count編集部)