前田健太が登板せずにメジャー4度目代打出場 指揮官「連投はアンフェア」
救援に配置転換されたばかり、前日は9回に救援登板
ドジャース前田健太投手が15日(日本時間16日)、本拠地ジャイアンツ戦でメジャー4度目の代打出場を果たした。同点の9回2死一、二塁とサヨナラのチャンスだったが空振り三振。試合後、前田を救援投手としてではなく代打起用したことについて、デーブ・ロバーツ監督は「連投させるのはアンフェア」と救援に配置転換したばかりの右腕に配慮を見せた。試合は延長12回、ドジャースがドージャーのサヨナラ打で勝利。連敗を5で止めた。
3-3で迎えた9回2死一、二塁。ロバーツ監督が打席に送ったのは前田だった。今週、先発から救援に配置転換された前田の登場に驚きの声も上がる中、ジャイアンツ4番手ブラックのカーブを振らされ、空振り三振に倒れた。
勝利を収めたものの、延長戦に突入したこともあり、試合後、ロバーツ監督に前田の起用について米メディアから質問が飛んだ。指揮官は、この日前田には登板させない予定だったことを明かし、「先発から3日オフで昨日投げた。連投させるのはアンフェアだ」と、救援に転向したばかりの右腕に配慮した。14日(同15日)の同カードでは9回に投げ、1点を勝ち越されて今季8敗目(7勝)を喫していた。
ようやく5連敗でストップしたチームは16日(同17日)の休養日をはさみ、17日(同18日)から敵地マリナーズ戦で交流戦を戦う。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)