ダルビッシュ、試合中に「泣きそうになった」 仲良し主砲が驚きの行動…見せた気概

ドジャースとのカード初戦に勝利…主砲マチャドが気迫の行動
【MLB】パドレス 2ー1 ドジャース(日本時間23日・サンディエゴ)
パドレスは22日(日本時間23日)、本拠地でのドジャース戦に2-1で勝利した。首位攻防カード初戦を制する立役者となったダルビッシュ有投手は、主砲が珍しく見せた行動に「泣きそうになりました」と振り返った。
「BEAT LA」のコールが響き渡った。先週のドジャースタジアムでの3連戦では痛恨の3連敗を喫し、またも迎えたライバルとのカード。ダルビッシュは6回1安打1失点の快投を披露し、ドジャース打線を沈黙させた。
パドレスは1点ビハインドの4回、先頭タティスJr.が四球で出塁すると、アラエスが手堅く送りバント。主砲のマチャドが初球を中堅へはじき返し、同点に追いついた。その後はボガーツが勝ち越し犠飛を放ち、投手陣がリードを守った。
先制打を放ったマチャドは、押しも押されもせぬチームの中心選手。若手時代にやんちゃな一面もあったが、2019年に加入したパドレスではチームリーダーとして選手をまとめている。
1点リードの8回、2死三塁からマチャドの打球は投手の右を抜けるゴロになった。惜しくも遊撃手べッツの好守に阻まれたが、珍しく一塁にヘッドスライディングを見せた。
気迫の滲んだプレーに、ダルビッシュは「ああいう感じですけど、本人なりに一生懸命頑張ってチームを引っ張っている。ヘッドスライディングを見て泣きそうになりましたし。そういうところがどんどん成長している、というのが僕から見える。このチームにいて成長が見れるのは僕も嬉しことです」と語った。
一方のマチャドはダルビッシュの好投について「アンビリバボーな投球だった。今まで彼の投球を見てきたなかで一番の投球だ。マウンドに戻ってくる為に何をしてきたか知っているし、自分を取り戻した。今日のような投球を見られたことはスペシャル。あれがダルビッシュ。やはり彼はやってくれる」と賛辞を惜しまなかった。
20日(同21日)にはダルビッシュから打撃のアドバイスを貰ったマチャドが本塁打を放ち、ベンチで仲睦まじくする姿が話題となった2人。投打の柱が躍動した一日だった。