“消えた”267億円MVP男…米メディア辛辣「話題に上がらない」 巨額契約あと3年の絶望

ロッキーズのクリス・ブライアント【写真:アフロ】
ロッキーズのクリス・ブライアント【写真:アフロ】

年俸38億円のブライアント…今季11試合出場のみ

 ロッキーズのクリス・ブライアント外野手は、復活の兆しが見えてこない。2022年3月に7年総額1億8200万ドル(約267億円)の大型契約でロッキーズ入り。しかし、同年から度重なる故障に苦しみ、米メディア「ブリチャー・リポート」から「オール・オーバーペイド・チーム(年俸もらいすぎ)」の指名打者部門に選ばれている。

 年俸2600万ドル(約38億円)の今季は「4番・DH」で開幕を迎えたが、4月14日に負傷者リスト入り。同メディアは「今シーズンはわずか11試合に出場したところで腰椎変性椎間板疾患で故障者リスト入り。それ以降はほとんど話題に上がらなくなってしまった」と惨状を伝えた。

 2022年からの試合出場数は42、80、37。シーズンのほとんどを欠場している。「2022年に始まった契約以来、ブライアントは170試合に出場し、OPSは.695、bWARはマイナス1.6(-1.6)をマークしており、シーズンを重ねるごとに成績は悪くなっているように見える」と報道。カブス時代の2015年に新人王、2016年にMVPと世界一と輝かしいキャリアのスタートとなったが、今では見る影もない。

 チームは2022年から地区最下位が“定位置”に。今季も37勝94敗と苦しいシーズンを送っている。「コロラドはここ4シーズン、救いようがないほど存在感を失っているが、アンソニー・レンドンとスティーブン・ストラスバーグの2億4500万ドル(約360億円)の契約があまりにも悲惨だったため、私たちはこの1億8200万ドルの契約がロッキーズにとっていかに酷いものであったかをつい忘れがちになる」。ブライアントの契約は2028年シーズンまであと3年残っている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY