阪神優勝の経済効果は約1084億円 関大教授が“アレ超え”の試算「2005年以降では最大」

関大の宮本教授が試算
今季、セ・リーグを独走している阪神が優勝した際の経済効果が全国で約1084億4513万円、関西地域では約976億62万円になると関大の宮本勝浩名誉教授が試算した。28日に同大が発表した。
阪神は今季、71勝42敗で2位の巨人に15ゲーム差をつけ独走中。優勝マジックは12となっている。同教授は「2025年の阪神優勝の経済効果は、2005 年以降の優勝チームでは最大の経済効果である。このようにスポーツから多くの人が元気をもらうことにより、日本が元気になり今後益々社会、経済、国際関係などが明るい方向に発展していくことを願っている」と述べた。
同教授は阪神がレギュラーシーズンとクライマックスシリーズを制した場合を仮定している。2023年に日本一に輝いたことによる経済効果は約872億2114万円だった。それを上回る試算が出たことについては、観客動員数が増加したこと、藤川球児新監督の体制や、佐藤輝明内野手ら若手選手の活躍により新鮮味が増したことなどを挙げていた。
観戦による消費増加額は約22億4211万円と試算。他にも阪神ファンの飲み代の増加額が約336億8415万円と計算されている。グッズや新聞などの売り上げも加味され、直接効果の合計は約502億608万円に登った。
(Full-Count編集部)