佐々木朗希は「苦しんでいた」 3Aで続く乱調に米辛辣…最速159キロも残せぬ復活の兆し

復帰後最多の75球も4回途中3失点で降板
ドジャースの佐々木朗希投手が、26日(日本時間27日)に3Aオクラホマシティの一員として、3Aメンフィス戦に先発するも4回途中3失点で降板。3Aで3度目の登板も芳しくない結果に終わった右腕に、米からは辛辣な指摘が続いた。
この日も苦しい立ち上がりとなった。初回、四球と安打でピンチを招くと犠飛で先制を許した。2回、3回は相手打線を無失点に抑えるも4回2死から崩れた。3連打で2点目を失うと、続く打者に四球を与えたところで降板。3Aでの3試合、全てイニング途中の降板となり、復活をアピールすることができなかった。
3Aオクラホマで実況を務めるアレックス・フリードマン氏は「4回2死までどちらかというと順調にいっていたが、急転した。4連続出塁を許し、それが降板に繋がった」と指摘。元ドジャース専門サイト「ドジャース・ビート」で現在はフリーランスのカメラマンとして活動するマイク・サラス氏は「ロウキ・ササキはこれで降板だ。3つ目のアウトを奪うことに苦しんでいた。2死満塁にしたところでヘネシー投手コーチが交代を伝えた」と、それぞれ自身のX(旧ツイッター)で伝えた。
佐々木は復帰後最多の75球を投げ最速98.8マイル(約159キロ)を記録するも、3回2/3で5安打2四球3失点。防御率は7.00となり、メジャー復帰へ順調なステップとはいかなかった。
メジャー1年目の今季は8試合で1勝1敗、防御率4.72。右肩インピンジメント症候群で5月13日(同14日)にメジャー初の負傷者リスト(IL)入り。3か月ぶりに実戦マウンドとなった14日(同15日)のロッキーズ傘下3Aアルバカーキ戦は2回0/3で6安打を浴びて3失点。2度目の登板となった20日(日本時間21日)のマリナーズ傘下3Aタコマ戦は3回1/3を投げて2失点と、復活の兆しを残せない登板が続いていた。
(Full-Count編集部)