シュワーバーが衝撃1試合4発 MLB史上21人目の偉業…46→47→48→49号、大谷翔平と4本差

ブレーブス戦で本塁打を放ったフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:アフロ】
ブレーブス戦で本塁打を放ったフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:アフロ】

1試合4本目となる49号3ランで9打点

【MLB】フィリーズ ー ブレーブス(日本時間29日・フィラデルフィア)

 フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が28日(日本時間29日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、衝撃の1試合4本塁打を記録した。1試合4本塁打はメジャー21人目で、フィリーズ史上では1976年マイク・シュミット以来4人目。試合前時点では45発を記録していたが、第5打席で49号をマーク。勢いが止まらなくなってきた。

 狙いを定めていた。15-4で迎えた7回1死一、二塁。4球目の変化球をバットに乗せると、打球は右翼席に着弾。打球速度108.9マイル(約175.3キロ)、飛距離407フィート(約124メートル)、角度24度の49号3ランで、この日9打点を記録し、スタジアムのファンを狂喜乱舞とさせていた。

 シュワーバーは初回の第1打席でカル・クォントリル投手のカーブを捉え、右翼席へ450フィート(約137.1メートル)の豪快弾を放った。この時点で同数で並んでいた大谷と1本差とし、リーグ単独トップの46号とした。さらに8-3で迎えた4回、フルカウントからオースティン・コックス投手のカーブを振り抜き、角度35度のムーンショットを右翼ポール際に運んだ。

 まだまだ終わらなかった。12-3で迎えた5回、再びコックスと対戦。外角のボール球を片手で払ったようなスイングだったが、打球は左翼席へ着弾。打球速度101マイル(約162.5キロ)、飛距離378フィート(約115.2メートル)、角度33度の本塁打で驚異の1試合3本塁打を記録。スタンディングオーベーションで迎えられた第5打席で4発目を放った。

 これで本塁打王を争うドジャース・大谷翔平投手に4本差をつける形となり、一気にタイトル獲得の可能性が高まってきた。

【実際の動画】打った瞬間確信 ベンチも苦笑い…シュワーバーが放った49号

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