“ブチギレる”カーショーの元へ「行きたくなかった」 ベッツと困惑…直面した修羅場

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】

レジェンド左腕カーショーのブチギレ…ベッツとスミスが体験談を告白

 目の当たりにした“修羅場”を思い出し、苦笑いするしかなかった。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が司会を務める米ポッドキャスト番組「On Base with Mookie Betts」は23日(日本時間24日)、同僚のウィル・スミス捕手が出演した回を公開。通算221勝でサイ・ヤング賞3度受賞のクレイトン・カーショー投手について、両者が試合中に困惑した逸話を明かした。

 番組ではゲストのスミスに対し、ベッツが大谷翔平投手や山本由伸投手ら投手陣との関係性や、スミスがドジャースと昨年3月に10年1億4000万ドル(約205億8100万円)で契約延長した際のエピソードについて質問した。そんな中、チーム最古参であるカーショーについてベッツが話を切り出した。

「特に安打を何本か打たれてしまった試合中とか、彼はイラつく時があるよね。マジで怒ったりするし。覚えているのは、僕らがマウンドに向かった時があって、その時に僕ら(ベッツとスミス)はお互いを見て『どっちが話すんだ?』みたいな目線を送って」

 ベッツの回想にスミスも「僕は本当にあそこ(マウンド)に出て行きたくなかったんだけど、君が(カーショーの方に)向かって歩き始めたからね……」と苦笑いしながら本心を明かした。さらにスミスは、ベッツから(カーショーへの)フォローは任せたと言わんばかりに譲られたとして「『ムーキー、君はなんか言うことあるんだろ、僕にはないぞ』っていう感じだったね」とも話している。

 カーショーの怒りと言えば、7月20日(同21日)のブルワーズ戦では5回途中5安打3失点(自責1)で降板となり、ダグアウトでグラブと帽子を投げつけ怒りを爆発させていた。味方守備が何度かミスを犯したことに腹を立てたのではないかという見方も米メディアで囁かれていたが、試合後に本人は「あまり言うことはないよ。今日はこの辺で終わりにしておこうぜ。ありがとう」と答え、取材を早々と打ち切っていた。

 スミスは、7月2日(同3日)のホワイトソックス戦でカーショーが通算3000奪三振を記録した試合で捕手を務めるなど、節目の瞬間を“相棒”として見届けた。「彼は不屈だから。(怒りの感情などは)競争の中で生まれるもの。(本塁の)後ろにいることで、彼のやっていることを見ることで、色んな打者の反応を理解して、何が有効かを考えた。今となっては、ここ数年では、僕らはほとんどの場面で同じ理解でいられていると思う。今は結構良い関係性を築けていると思う」と話し、ベテラン左腕に敬意を示した。

(Full-Count編集部)

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