拙守、拙攻…怒りのグラスノーは「キレて当然」 血染めの力投も台無し「自分以外全員敵」

グラスノーは5回まで無安打無失点…7回に守備が重なり3失点
【MLB】Dバックス 6ー1 ドジャース(日本時間31日・ロサンゼルス)
味方が完全に足を引っ張った格好だ。ドジャースは30日(日本時間31日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に1-6で敗れた。先発したタイラー・グラスノー投手は5回までノーヒット投球を見せたが、7回に相次ぐ守備のミスが重なり、敗戦投手になった。「キレて当然」「キレて仕方ないよ」とファンも同情を禁じ得なかった。
初回を3者凡退に封じたグラスノーだったが、2回の投球時に右手の指を気にする素振りを見せ、ユニホームの右腰付近が赤く染まった様子が中継で映し出されていた。それでも続投し、5回までに許した走者は死球での1人のみ。5回までノーヒットノーランに抑えた。しかし、剛腕の快投とは対照的に野手陣のミスが繰り返された。
5回裏に無死二、三塁の好機を作り、大谷翔平投手の左飛で先制かと思われたが、三走のキケ・ヘルナンデス内野手が緩慢な走塁でホームでアウト。まさかの併殺に終わった。グラスノーは6回に初安打を許すも味方の反撃を待ったが、6回は無死一、二塁の好機から三振と併殺でまとも無得点に終わった。
そして7回に悪夢が待っていた。コービン・キャロル外野手に被弾して先制を許すと、アンディ・パヘス外野手とテオスカー・ヘルナンデス外野手の緩慢守備で走者を許し、さらにパヘスの送球エラーなどで一挙3失点。マウンド上のグラスノーは守備陣に怒りの表情を浮かべていた。
試合にそのまま敗れ、グラスノーに黒星がついた。これで直近13試合で白星がなくベンチでは肩を落とすしかなかった。好投を台無しにした野手に対して、ファンも「今日野手全員にキレて良い」「グラスノーがかわいそう」「グラスノーがキレるのも仕方ない……」「自分以外全員敵でした」と落胆の声が広がった。
(Full-Count編集部)