大谷翔平、緊急マウンドに施した“準備” 開始5時間前に打診も…「行けるよ」

試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】
試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】

緊急先発で70球を投じ、4回途中を無失点

【MLB】オリオールズ 2ー1 ドジャース(日本時間6日・ボルティモア)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、3回2/3を無失点。最速は101.5マイル(約163.3キロ)だった。打者としては4打数無安打。チームはサヨナラ負けを喫して4連敗となった。試合後には「幸いにも昨日キャッチボールをやっていたので。今日、来た感じ体調も良かったですし、午後2時ぐらいですかね。(打診され)行けるよと返事をしました」と説明した。

 大谷は3日(同4日)の登板を体調不良のため回避。次回登板は8日(同9日)のロッキーズ戦と発表されていたが、グラスノーがこの日の午後に背中の張りを訴えたため、突然の先発登板が決まった。

「ローテーションを守っていれば、なるべく体調が悪くても投げるというのがローテーションのピッチャーの条件じゃないかなと思うんですけど。状況を見極めて。登板することでチームに迷惑がかかるのであれば、信頼して他に託すというのが、チームの判断、自分の判断として大事なことなんじゃないかなと」。体調に関しては「ピッツバーグの1試合目、2試合目ぐらいがきつかったですね」と明かした。

 捕手のラッシングとは「ミーティングもしたんですけど。「深くコミュニケーションを取れないまま行ってしまった。なかなか噛み合わない中、少しずつなのかなという感じです」と話した。突然のマウンドにも「こういう場合は正直……。僕が体調悪くて前回は登板ができなくて、シーハンが投げてくれて。長いシーズンをやっていれば必ずこういうことがある。やるしかないという気持ちです」と明かした。

 当日に知らされた先発については「なかなかあることではないですけど。みんなでカバーしていければ、長いシーズンをしっかりみんなで乗り切れるんじゃないかなと。最後もう1か月を切ってますけど、戦い抜くことが大事なのかなと思います」と力を込めた。

(Full-Count編集部)

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