単独首位守る先制&決勝打のヤクルト山田 「きついけど、そんなことは…」

先制のタイムリーツーベースに「まさか長打が出るとは」

 ヤクルトの山田哲人内野手が21日、2位・阪神との敵地での首位攻防戦で4打数3安打2打点と活躍し、5-2の勝利を呼び寄せた。負ければ阪神に同率首位で並ばれる一戦で、3回にタイムリー二塁打で先制点をもたらすと、7回には決勝タイムリーを放った。

「打席の中では思い切って、あまり深く考えないで『自分のバッティングができるように』と、それだけ考えて打席に入っています」

 試合後のヒーローインタビューで、こう話した山田。3回1死一塁、カウント1-2から相手先発・藤浪の内角へのカットボールをレフトフェンス直撃の二塁打とした2打席目については「まさか長打が出るとは思っていなかった。追い込まれていましたし、繋ぐバッティングをしようと思った結果が長打になった」と振り返った。

 2-2で迎えた7回1死一、二塁からの決勝打は「強い打球を打とうと、思い切ってスイング」。相手2番手・安藤が投じた高めのスライダーをセンターに返した。さらにバレンティンの押し出し四球と雄平の犠飛で3点をリードしたヤクルトは、救援陣が7回以降を完璧に抑えて単独首位の座をキープした。

「負けられない試合が続いてくると思うんで、プレッシャーもかかりますし、体力的にも精神的にもきついですけど、そんなこと言ってられないんで、思い切って頑張っています」と素直に漏らした山田は、残りの試合へと話が及ぶと「勝利に貢献できるプレーをたくさんしたい」と意気込んでいた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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