ジャッジの“怪しい動き”は「明らかだった」 球界OBが注目…情報伝達「やられないように」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

ジャッジの“変な動き”を球界OBが指摘「やられないように」

“怪しい動き”に注目が集まっている。7日(日本時間8日)にヤンキースタジアムで行われたヤンキース-ブルージェイズ戦で、二塁走者だったアーロン・ジャッジ外野手が“奇妙な動き”を見せている。

 二塁走者のジャッジは、投手が投球する前のリード時点で両手を広げている。米YouTubeチャンネル「JM Baseball」のポッドキャスト番組「ベースボール・トゥデイ」では、この行動に注目。司会を務めるクリス・ローズ氏は「二塁走者のジャッジが両手を広げていました。(試合後に)ブルージェイズはこの件について質問されていました」と言及している。

 番組では試合後にブルージェイズのジョン・シュナイダー監督が受けたインタビュー動画を流し「ああ。彼らは伝達していた。マックス(シャーザー)はもっと上手くやらないといけない。もしかしたら公の場で言うのは私だけかもしれないけど、もっと簡単に情報を与えないようにしなければいけない。ベリンジャーがジャッジに、ジャッジがライスに伝達していたのは、明らかだった」と“サイン盗み”を指摘していた。

 このことについて、元ツインズのトレバー・プルーフ氏は「今の時代は無数の角度にカメラが設置されている。そして各球団最低でも数人は、映像を解析して選手に伝えている。そして選手たちが気が付いたら、(打者に)伝達するのだ。だからヤンキースは(サイン伝達に)気が付かれても気にしないんだ。不正ではないので、私も気にしない。投手の癖に気が付けば、それは投手の責任だ。対戦チームをそれをやられないようにしている」と指摘した。

 さらにプルーフ氏は「シャーザーが報復死球をしなかったことに驚いている。試合中に(サイン伝達に対する)解決策が浮かばなければ、昔ながらの考えは、当ててしまえとなる。そうしたら2度とやられないかもしれない」と話した。続けて「球団関係者数人が映像を見て、投手の癖を見つけることは素晴らしいことだと思う。でも、ソフトウェアだったら禁止されるべきだ。どうやって禁止するかも分からない。頭を使えって思う。それは駆け引きとは言えない」と厳しい声を上げていた。

【実際の様子】ジャッジが二塁から両手を広げて… “怪しい動き”に注目「情報を与えないように」

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