シュワーバー、大谷翔平の前で3戦連発53号 ド軍本拠地悲鳴…4本差でHR争い独走

ドジャース戦に「2番・指名打者」で先発出場
【MLB】ドジャース ー フィリーズ(日本時間16日・ロサンゼルス)
フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が15日(日本時間16日)、敵地でのドジャース戦に「2番・指名打者」で先発出場すると初回の第1打席で3戦連発となる53号を放った。本塁打数を争う2位の大谷翔平投手との“直接対決”で、4本差へ突き放した。
いきなりドジャースタジアムがため息に包まれた。シュワーバーがライバル、大谷の目の前で豪快な53号を放った。カウント2-2からバンダが投じた86.3マイル(約138.8キロ)のスライダーを、やや泳ぎながらも右中間スタンドへ運んだ。打球速度103.8マイル(約167キロ)、飛距離390フィート(約118.9メートル)、角度23度の一撃だった。
8月28日(同29日)のブレーブス戦でMLB史上21人目の1試合4本塁打を放つも、以降は11試合連続ノーアーチと足踏み。しかし、9日(同10日)のメッツ戦でリーグ最速で50号に乗せると、ロイヤルズ3連戦で2発と再び勢いにのり、この日で3戦連発となった。
すでに自己最多本塁打記録を更新し、メジャー全体でもア・リーグトップのカル・ローリー捕手(マリナーズ)の54本に次いで2位。フィリーズの球団記録を持つ2006年のライアン・ハワードの58本に徐々に近づいている。