連夜の悪夢、ド軍救援陣は「自信を失っている」 指揮官が求めた奮起「過去を忘れないと」

試合後、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

大谷が5回無失点も痛恨の逆転負けでフィリーズに2連敗

【MLB】フィリーズ 9ー6 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地で行われたフィリーズ戦に6-9と逆転負けを喫した。大谷翔平投手が5回無安打無失点の好投も勝つことができず、試合後、デーブ・ロバーツ監督は「彼らは明らかに自信を失っている」と不安定な投球が続くリリーフ陣の状態を嘆いた。

 大谷のノーノー投球で5回までドジャースが4点リード。しかし6回、大谷に代わり、左腕のロブレスキーが登板したがこれが誤算だった。連打から得点を許すとマーシュに逆転3ランを浴び、大谷の2勝目が消滅。続くドレーヤーもケプラーに本塁打を浴び、1イニング2被弾5失点であっという間に逆転を許した。

 同点の9回にはトライネンが2死から一、二塁のピンチを迎えると、9番のマルシャンに痛恨被弾。後半4イニングで9失点とリリーフ陣が炎上した。ロバーツ監督は「全員がいい投球をしたいし、チャンスをものにしたいと思っている。でも、必要な時にいい投球ができていない。選手たちの才能は信じているけど、現状はコンスタントに(結果を残す為に)必要な自信がない状態だ」と救援陣の現状について語った。

 先発の大谷が5回無安打無失点と好投し、打線も序盤で得点を奪う理想的な展開も6回以降に待っていた悪夢に「地区優勝し、打席では粘り強いこういうチームと対戦する時はいい投球をし続けないといけない。それが出来なかった時は、(ミスに)付け込まれる」と連夜の逆転負けの要因となった救援陣に奮起を求めた。

 またロバーツ監督は“切り替え”の大切さを説き、「彼らは過去のことを忘れないといけない。短期記憶でないといけない。彼らはそれに苦しんでいる。今日は新しい1日、新しい機会を得たと思い、目標を(自分に)課し、積極的になり、失敗を恐れてはいけない。チームとして、選手たちをそういう状態にしないといけない」と、救援陣の明日以降のリベンジに期待を寄せた。

(Full-Count編集部)

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