軽症強調も…田中将大に意外なリスク 太もも裏負傷で肘に負担がかかる?
首位攻防戦の登板を回避した田中、プレーオフへの影響はあるのか
ヤンキースの田中将大投手が、右太もも裏の張りで首位攻防戦となる23日(日本時間24日)のブルージェイズ戦への登板を回避することになった。MRI検査の結果、「グレード1」の張りであることがすでに明らかになっており、田中自身も軽傷を強調している。
だが、疲労蓄積の終盤戦でエース右腕の身体にきたした変調は、自身メジャー初となるプレーオフの大舞台を迎える際、どのようなリスクを持つのだろうか。サッカー元日本代表MF中村俊輔(横浜Fマリノス)の専属トレーナーなどを務める入船しんもり鍼灸整骨院の新盛淳司院長に聞いた。
田中は6回5安打2失点で敗戦投手となった18日(日本時間19日)のメッツ戦で負傷した。2回表に送りバントを試みたが、キャッチャー前への弱いゴロになり、失敗に終わった。
捕手が二塁に送球し、一塁走者のライアンが間一髪でアウト。田中はダブルプレーを回避するため、一塁へ全力疾走したが、そこで太ももの裏に違和感を覚えたという。
その後もマウンドに上がり続け、1点リードの2回裏にデューダに同点弾を被弾。6回にはマーフィーに勝ち越しソロを浴び、82球で降板した。そして、翌19日の精密検査で故障が発覚した。